今年(2016年1月5日送信のメール)は「暖冬」がまだ今のところ続いており、ここ数日前から私をはじめ鼻炎の方は酷い症状に襲われています。そうとう酷い状態です。いつも言います「目に見えない空気の汚れ」は、風邪の原因にもアレルギー性鼻炎にもなります。ですから咳が出て、風邪もよく引きなおします。
PM2,5は、空気の汚れと言っている内の「ほんの一部でしかない」と、シッカリ受け取ってください。空気の汚れはその以外のものも多く含んでいます。前にも言いましたように、北京の空気を見て驚くのではなく、実態は、石油価格が値下がりしたので石炭価格が下がり、韓国 満州 その他の地域でバンバン使用量が増え、しかもものすごく不完全燃焼させて、それが蛇行する偏西風で九州から北海道まですべてに運ばれてきています。繰り返しますが、これは目に見えません。すぐ皆さん忘れてしまいます。
ところで、アレルギー性鼻炎の反応は病気ではないのです。空気の汚れや異物などに対する「正常な反応」であって、病気ではありません。鼻水を止めるという無理が効かないのはそのためです。一応インガ医学では処方をしますが、できれば「ホノビエン(一回4から5錠)」を服用してください。
鼻炎の原因は、①空気の汚れ、②空気の微妙な暖かさと冷たさが混じった温度、③花粉やダストです。一番原因として多いのが②の温度変化で、インガ医学の予測では60%ほどもあります。
- 私の知っている鍼の先生は脈診ができる人で、「今年にはそろそろ廃業したい」という歳を取られた方です。たまたま話をしていて、まったく意見が一致しました。実は三月二十一日土曜日(2009年)に私の家の犬が風邪をひいて、首の一部の毛が抜け落ちました。また、今週施術した方々で、きちんとした生活をされているのに「どうしてこのように肺や気管支の系統が極端に悪いのか」、さっぱり合点が行きませんでした。また自分自身の風邪の状態も、何か急に月末に悪くなりました。その鍼の先生のところの犬も同じ時期に風邪をひき、またそこの患者さんもその時期急に悪くなったそうです。
- あまりにも多くの事例を見聞し、あとで調べてみましたところ、驚くべきことがわかって参りました。その鍼の先生もまた同じ意見です。それは、今後の記録のために申しあげますと、「2009年3月20日から3月29日までの十日間」、いわゆる「黄砂」とこれまで言われているものではありますが、この期間は「特に有害な大気汚染の状態にあった」ということが断定できます。インドや中国の有害な化学物質が偏西風によって日本に多く飛来しているということは、ニュースなどで何度もよく聞いております。ところがこのような具体的な身近な例によって、「偏西風で飛来した有害物質が、風邪や咳の症状として私たちに直接影響を与えている」ということには気がつきませんでした。この時期は、「呼吸器系統」と「鼻腔」などは悪化しやすいのです。たくさんの赤ちゃんも、この期間に相当悪くなっています。すべての日本人の脈が、この10日間とそれ以降、そうとう異常であったのではないかと推察します。すべての生き物の中で「一番最初に影響が出てくるのは、動物と人間の赤ちゃん」です。おそらく「昔の黄砂と現代の黄砂とは、その内容が違ってきており、今の黄砂はものすごく有毒なものになったのではないか」と思います。
産経新聞:2013年2月18日
- 2013年の2月5日の夜も異常なほどに空気の汚れがひどい日でした。中国から流れてくる猛毒が、実際に「自覚のない自分」に今現在影響を与えているということが問題です。そこで問題点を以下に羅列いたします。
①喘息や風邪やインフルエンザやアレルギー性鼻炎とか そういうことに惑わされて、「なんか喉が痛いな~」などと考えている内は、この「猛毒の空気の実態」がわかりません。
②明らかに空気がひどくなってスモッグのような数日間が問題ではなく、むしろ、自覚もなく、目にも見えない状態でありながら、空気が「一年中ものすごく汚れていること」が問題なのです。ニュースで気がつく位では自覚になりません。もっと健康に実の被害としてハッキリ出ているのです。
③問題は、目に見える「粉塵の黄砂」ではなく、目に見えない「空気そのものがものすごく汚れていること」です。つまり、窓を閉めても、空気が汚れている限り、そのような対策は無意味だということです。空気清浄機を常に自分の口の前に置いて移動することができれば少し効果(70%位まで害が落ちる)があります。そういう意味で対策が取りにくいということが問題なのです。
④特に6,7年前から、一年中空気が汚れているので、一般に咳や喘息はもちろんひどくなりましたし、風邪もかかりやすく、かつ治りにくくなりましたし、アレルギー性鼻炎もひどくなりました。しかし、医学的にその事実に警鐘を鳴らす横断的機関は日本にありません。認識はボンヤリしていて、ひどさが分からないからです。