健康レベル・治療効果のレベル

インガ医学で最も鋭意努力してきたことは「健康レベルの判断」と「治療効果のレベルの判断」です。どこまで思い込みを排して客観性を持たせるか、これが最も重要です。

健康レベル

健康レベル

  • 見方は「症状」から見る時と「総合」から見る場合がある。両面から見ないと全体は見えない。
  • 「総合」で「45点を切ると仕事が難しくなる」「30点を切ると入院」となる。
  • 若年層は60点を切らないようにするのが重要。60点を切った時にできる「身体の深い傷」は身体に長く潜伏し、70代を越えると表に現れる。こういう傷は「総合」から見ないと認識できない。
  • 70代を越えて出て来る時の特徴は、❶出て来る時期が人生で最悪の時期であることが多い。❷西洋医学をはじめ東洋医学や整体などでも治ることはほとんど不可能。若い時に一番想像し難いことは70代以降の「身体の激変」。
  • インガ医学の治療の特徴は「症状(腰痛や頭痛など)」を治療していると「総合」が上がってくるということです。我田引水になりますが、こういう治療は他には存在しません。

【実例】アメリカで手術担当をしている40代後半の日本人医師:コロナにかかり入院。次に日に悪化してサイトカインストームになり、以後一ヶ月間意識不明。悪夢の連続。意識が戻ってからも後遺症がひどくて入院続行。「死ぬかと思った」が今は元気に復帰。
《インガ医学のコメント》この話をテレビを見た家内から聞いてふと思い調べたら、この方のコロナの「症状レベル」は「BB下の一番下」であった。「症状」とは全く別の「総合」の健康レベルは、予想と違って「93点」であった。こういうケースは症状がどれだけひどくても死ぬことはありません。

ザルツブルク
ザルツブルク

「症状」と「総合」について

①上の表にありますように、身体の客観的状態は「症状」と「総合」の二つの観点から見て初めて全体が分かります。この「総合」という観点が重要です。「症状」はその時その時個体に起こる現象です。「総合」はその人の「本当の健康レベル」を指します。しかし実際にそれを測る視点をわたしどもは持っていません。

②上記にアメリカで働く日本人医師の方の例が出ています。そこから分かることは、「症状」と「総合」はまったく別の概念で、「総合」を見ることは通常不可能です。この「総合」は、言葉は簡単ですが「インガ医学の独自概念」です。コロナにかかって心底不安なときも、自分の本当の状態は「総合」からわかります。

③最近(2020年)のNHKスペシャルで人体を扱っていますが、山中伸弥教授のいわんとするところを要約すれば、「各臓器がそれぞれ情報を発信している」ということにつきます。それは「各臓器は無限にお互い結びついている」ということになります。

④「症状」は部分現象です。「総合」は全体像です。最近分かったことは、私の実体験からですが、わたしは(1)去年、六ヶ月以上排便が皆無。便秘とかいうレベルを超えていました。それから(2)排尿がほとんどできないときがかなりありました。それと(3)歯茎の治療を半年以上頻繁にせざるを得ませんでした。今年1月インドから帰国して一ヶ月、(4)疲労などでほとんど寝たきり状態でした。この(1)(2)(3)(4)に治療を加えました。

⑤こういう経過を経て、今年(2020)7月になったら「総合」の健康レベルが上がっていたのです。去年までの36年間とは全く異なり、劇的な上がり方をしていたのです。そしたら乾癬も糖尿病も軽くなってきていることに気がついたのです。

⑥以上の(1)(2)(3)(4)は「症状」で「部分」です。それに加療したら結果として「総合」という「全体」が上がってきました。「総合」が上がったら「部分」としての「糖尿病」なども良くなってきた。つまり、現在治せない「糖尿病」「乾癬」などの慢性病は、「総合」の点数が上がってくれば治る病気だとおもわれます。糖尿病を「部分」から治そうとする限り、人類は糖尿病2型を克服することは不可能な感じです。糖尿病などは「総合病」であって、「部分病」ではないと考えます。

⑦これまで医学上の発見(部分)を基に10年以上臨床上の治験を試みて来ました。しかしなぜか一回も成功しませんでした。最近の例でいえば、ヤフーニュースの記事もありますが、以下です。
→  https://www.kobepharma-u.ac.jp/news/005114.html
こういう道行きは「細分化方式」「部分方式」といえるとおもいます。

⑧現代医学は、事態を細分化していき、細部で発見された情報を基に、情報に近い構造的代替物(=薬)を作ったり、その部分的目的や間接目的を設定して治そうとします。例えば、血管を広げる薬などですが、血管を広げてどうしたいのか? 血管を広げても心臓や血管や高血圧は治らない。しかしそれを「薬」だと思い、むやみに飲む人がいる。飲めば治る、薬は害がないと信じられている。ネットで調べれば分かる程度のことですが、そこで思考停止している患者さんがほとんどです。

⑨今年のNHKスペシャルでいわれている新事実は、「各臓器が無数に繋がっている」ということですが、これは結局「総合の一面」を表しています。しかし現代医学の薬は「細分化していってできたもの」です。一方、インガ医学が臨床で分かったことは、「耳が遠い」「めまいがする」「腰が痛い」「不安がある」などの「部分的症状」に「総合的治療」をすると、他の部分も治って来るということです。治療方法は常に「全体」から行うからです。

⑩HPの表をパッと通過しないでジッと凝視ししてください。「症状」をなおすと「総合」が治り始めます。ですから他の症状も治り始めます。われわれ人間は無知です。さらに先入観がそこに入り、我が強く、自己の見解を弱くして他を受け入れることができません。ですから「部分」(例:耳が遠い、腰が痛いなど)を治療して「総合」がアップし、結果として他のもっと重要な「部分」(例:生活の根本的力の快復など)が治ってくることに気がつきません。やはり無知の蟻地獄です。

⑪まとめると、医療は「部分」を取るか、「全体」を取るか、が問題となります。部分からますます細分化した部分に行くのが現代医学。インガ医学は部分から総合に向かいます。

この現代医学とインガ医学の両方が必要だとおもいます。後者だけではもちろん不十分で機械検査も必須です。しかし「なんとなくお医者さんにいけばそれで十分」「抗生剤を飲めば十分」というだけでは、やはり片手落ちです。

⑫70歳を越える頃から「隠れた重病」が出てきます。長年身体に深く刻まれていたものが、歳を取り弱くなった途端に表に出てきます。「症状」からは見えませんが、「総合」から見れば自分の「現在の本当の健康レベル」がわかります。手も打てるし予防も可能です。「症状」と「総合」をハッキリ分けるというのは地味ながら、実は「画期的な発見」です。「総合」なくして真の健康はまったく見えず、見えないものは手に入りません。

⑬「健康寿命」といいますが、実際には予測も付かず実現方法もありません。しかし「症状」ではなく「総合」という視点に立って「継続的治療」をすれば、健康の「真の軌跡」をハッキリ追って完治が可能です。インガ医学の治療は、「全人生の総合点」(時間×内容)からいえば、費用対効果はものすごく高いと確信します。

知床五湖
知床五湖

治療効果のレベル

治療効果のレベル

効果はABCDと下がっていきますが、そのABCDがまた上中下と各3段階に分かれます。先進国中心で見た「主要な治療方法の効果」は、大雑把にいうと、「効果レベルCD」のものが90%、「効果レベルB」のものが9%、「効果レベルA」は1%です。この世には、ほんのわずかの効果を確認してそれを大々的に宣伝するという、脇が非常に甘い治療方法であふれかえっているといえます。 実際、効果レベルCDはほとんど効きません。先進国では、この中途半端のものがあとからあとから市場に出てきます。