- わたしは昨日かおとついの夜に急に激しく鼻水がでました。ここしばらく温度が高めで暖かいです。アレルギー性鼻炎についてですが、いまでも「花粉のせいだ」と思っておられる方が患者さんの中にもおられると思います。
- 昔からインガ医学では、「アレルギー性鼻炎は花粉ではなく、微妙な温度のせいであることがはるかに多い」と繰り返し言ってきました。花粉の時期は花粉が原因になりますが、一年で「寒いような、でも少し暖かいような微妙温度の時期」が秋や春先に何度も訪れます。そういう時にアレルギー性鼻炎になります。
- おとついやきのうは「花粉はなく、ちょうどこういう微妙な温度」でした。こういうときは「新コンタック600プラス」を飲んでください。アレルギー性鼻炎用の新薬は効きがうすいことがありますが、こういうときや一番鼻水がひどいときは上記のお薬で対応ししてください。それでも治らないときはご連絡ください。インガ医学である程度対応可能です。しかし完全ではありません。治療の中で一番難しいのがこのアレルギー性鼻炎です。免疫の反応は作用としては正常なことであって、その過剰な部分だけを正常に持って行くのは至難だからです。
- 年末にわたくしがかかったのは間違いなくインフルエンザでした。またお正月の2日と3日にかけて、今朝も北海道の方にメールをしたところですが、鼻水が猛烈に出て喉が痛いという症状が出てきました。春のアレルギー性鼻炎の時期は「鼻炎の新薬」をわたくしもいただいております。しかしこれは「猛烈な鼻水の時」には効果が非常に弱いので、お勧めしているのは「新コンタック600プラス」です。これを服用してください。
- お正月の2日と3日にかけて流行った鼻水は、❶風邪でもなく❷インフルエンザでもなく❸コロナでもなく、選択肢としては第四番目の❹特殊なウイルスだったと思います。わたくしの方にはそういうときになると一斉に大量のメールが入りますので、明らかにこういうことがわかります。今朝初めて知ったのですが、やはり家内も喉が痛いのと猛烈な鼻水に昨日襲われていたようです。
- とにかくウィルスは、世間の常識とは全く異なり、空気中を移動するというようなことではなく「全く瞬時に爆発的にパッと広がる」そういうイメージです。これはインガ医学の「臨床」です。医学を否定する意図はなく「臨床の事実」です。人は都合のよい理解しやすいことに解決を求めます。しかし最低でも医学の常識をそのまま信用すれば、マスクとかましていわんや便器のふたを閉めるということなど何の意味もありません。これは医学の問題ではなく社会問題です。そこに政治が入り込むともっとややこしくなります。