- ほとんどの方が「熱=風邪」と思い込んでおられます。しかし「熱=風邪」ではありません。熱こそ風邪に対する「唯一の薬」なのです。この世に「風邪そのものに効く薬」は存在しません。熱が出ると不安になってしきりに熱が下がることを望む方がおられますが、これは100%間違っています。熱が出るからこそ、免疫活動が活発になって風邪の菌をやっつけてくれるのです。ですから、まとめると「発熱=風邪」は「誤」であり、「発熱=薬」は「正」なのです。このように頭から信じましょう。
- 風邪をひいているかどうか自分で分からないときは、よくある「喉が痛い」以外に、「肩がコル」「下痢をする」「腰が痛い」「首がコル」「吐き気がする」「身体がだるい」「歯が浮く」などの症状が出てくることをよく記憶しておいて下さい。風邪を引くとお腹も硬くなってきます。何回も引いている内に、以上のような「身体の一部が硬くなる」という症状が、必ず出てくることに気がつきます。
- 「咳がなかなか止まりにくいのは安全装置」です。咳を出してバランスを取っているのです。カゼは悪くなるときも「ワンテンポ遅れて」悪化していきますし、良くなるときも「ワンテンポ遅れて」良くなっていきます。すべて遅れて現れる。それで原則「予防するときは敏速に、(いったん風邪を引いたら)治すときは焦らずに」でいきましょう。
- 目に見えないからほとんどの人がストレートに信じないことは、「今の空気は数年前の4,5倍汚れている」という事実です。特に3月から5月上旬は「鼻炎と黄砂と風邪」の3つが混在してわけが分かりません。鼻炎や風邪だと思っている人の多くが「実は黄砂にやられて」います。黄砂はインドや中国からの猛毒のチリを運んでいます。この時期は外出を控えた方が無難です。それで原則、3月中旬から5月下旬までは「喉をやられるのは花粉風邪より猛毒黄砂」に注意です。目に見えるホコリが飛来していないときも毒は飛来していますので要注意です。
風邪の本当の治り方
- インガ医学のインフルエンザや風邪の治療は免疫力を直接高めます。治るとき10人に4人の方は、「治る最後の段階でもう一度最後に熱が出て」きます。これは治る前にもう一度身体が熱を出して身体を整えているからです。驚かれるかも知れませんが、そのとき患者さんの様子を見てみると、「何か元気そうである」という事が分かります。熱を風邪だと思い込んでいる先入観は強いですから、ぜひこういう時は顔色を見てください。様子が元気であれば心配は要りません。HPを暗記するまで読んで理解されていても、インガ医学の風邪の治療の後、お子さんの熱が治ったと思っていたらまた出てくる、こういうときは驚かれるでしょう。熱は敵ではなく、熱は味方です。「風邪の熱」を目の敵にするのは古い考え方です。風邪を治すには「熱が必要だ」と心の底から思ってください。熱が出たら、半信半疑ではなく心から歓迎できるようになればOKです。
風邪のご連絡について
❶月曜日午前11時半に風邪の治療をします。
❷火曜日の朝に「昨日(月曜日)の風邪の治療を受けてもまだ効いていないと感じる方はすぐご連絡ください。」とメールをします。
❸「どうも風邪の治療があまりよく効いていない」と感じる方は、火曜日の午後4時までにご連絡ください。追加の風邪の治療をしますので。
❹お仕事のある方は、以上の事を念頭に置いて、「火曜日のお昼休み」などに、まだおかしいときは即ご連絡ください。午後4時までなら対応は可能です。どんな場合も夕方4時以降は準備の流れがあり対応はできません。