①快復の法則:例えば月曜日に治療しますと、その後しばらく良いが週末に向かってだんだん悪くなっていくというサイクルを「快復サイクル」と呼んでいます。自覚のない病の場合には当てはまりませんが、こういうサイクルが出てくれば、いずれ必ず治るというサインと考えて下さい。いつでも患者さんの立場に立って「隔週治療で十分である」「毎週治療から隔週治療に移行できる」「治療はもはや必要ではなくなった」などアドバイスしています。
★昨日の治療で好転反応があった方、変化があった方は必ずご連絡ください。治療後一週間たった時の状態をいくらご連絡されても、もし途中で変化があるのにご連絡を受けていない場合、それは永遠に治らず、同じ所をグルグルするだけになります。その理由はもう何度もご連絡しているとおりです。よろしくお願いします。
②クロスの法則:不健康な時は治療効果がよくわかります(一部の慢性病はわかりません)が、逆に健康になる程、治療効果がわからなくなります。このグラフの中期は、患者さんは治った気がしますが、実際には「治療でそのような良い状態が維持されているだけ」であって、治療を止めるとじわりとまた悪くなるという「微妙で不確実な時期」です。この時期を「グレーゾーン」と呼んでいます。
③一貫性の法則:これまでの「治験例(回復した方)」を検討した結果、やはりキチンと定期的に身体の状態の報告のメールを送っている人の方が、こちらの施術方法にそれが反映されて、結果が大変良いということがわかりました。特に、施術中や施術後に送ってもらう「効いた感じがする」「ここが変わった」というメールは、裏付けをして、その後の施術に反映させます。ほとんどの方が7、8種類以上の施術を行いますから、「あれこれ」と病状を羅列するより、ひとつひとつ確実に行くためには、むしろ「効いた!」という一通のメールの方がはるかに効果があります。
抗生剤の正しい考え方
❶「抗生剤は飲んではいけない、身体に悪いから」❷「抗生剤は仕方なく飲む伝家の宝刀」❸「抗生剤は誰でも飲めば効く」❹「中耳炎や副鼻腔炎に効く」というこれら❶❷❸❹はすべて「誤り」です。
事実だけごく少し上げます。
1 抗生剤は皆さんが想像されるような伝家の宝刀のような効果はありません。本来効果は弱いけれどそれをマックスに効果出すには 以下の6条件のうちせめて3条件揃わないと抗生剤は効きません。
2 抗生剤が効く条件は ①ストレス&疲労が少ない ②免疫力が低下していない ③腎機能正常である ④熟睡している ⑤なるべく若い ⑤飲む目的である「炎症の原因が単純」である、⑥胃と腸が正常である などです。これがダメな人は下痢するだけで全く効きません。
3 抗生剤は「炎症」を下げますが、「免疫力」を上げることは一切ないです。お母さん方(子供が中耳炎)はコレをごちゃごちゃにしています。免疫力をあげないと治らない中耳炎は治りません。また咳はもっと治りません。治った例は実はまったく無しです。咳は何十倍も難しいです。
4 わたしがいう「抗生剤飲んで治る論理」とは、「炎症は総合的(身体全体的)に良くならないと治らない」ということです。単に【抗生剤を飲んで治る理屈がない身体】に抗生剤放り込んでも治るはずはありません。簡単な現実です。
5 例えば、「副鼻腔炎」は「部分病」ではなく「総合病」です。インガ医学で10回くらい一貫してブレないで総合治療すれば治ります。副鼻腔炎は【身体の総合的不調】が原因です。副鼻腔炎を鼻だけの【部分病だ】という認識がそもそも間違いです。
治療後の痛みの経過について(重要)
- 痛みは次の4段階があります。❶「動かないのに常に痛い」のをー100としますと、❷「動かなければ痛まない=動くと痛い」のがー70〜ー35です。今度は❸「動いても痛くない」のはー15でほとんど治る直前です。最後に❹「どう動いても全く痛みがない」のは0です。こういう共通表現を取って言えば、ビフォーアフターはどうなるでしょうか?
- メチャクチャ大雑把に【痛みの治療経過に関する質問】をまとめますと、
まず、❶少し軽くなったか、❷まだ半分くらい痛いか、❸だいぶ取れたか?❹ほぼ取れて気がつかないくらいになったか?、と4つになります。 - 当方が最初に痛みはいかがですか?と聞くのは❶の意味でお聞きしています。治療して数時間で❷❸❹は普通ありえないことです。治療を始めてから数時間しか経過していない時は❶です。治療後一晩経って聞く時は❷が多く、場合によっては❸です。一晩経過して❸なら奇跡ですね。これを私は狙っています。ただし、ご高齢の方となると話は別で、なかなか痛みは取れないことが多くなります。
効果の出方(重要)
- 来週から(実質2023年から)、「新しい究極の治療」になります。それに関して一番注意していただきたいことは、①治療日が月曜日のAグループの方で、「月曜日に体調がおかしくなった場合は、ほぼ間違いなく効果切れ」です。その時点で「当日(月曜日)の治療効果はまだ出ていません」。
- 全て整い「月曜日の本治療」を順次はじめることができるのは「月曜日の午後3時~6時の間」です。その効果が出てくるのは2パターンがあります。早いほうと遅い方と。早いほうは❶「月曜日の夕方から翌日火曜日の起床時間」までに出ます。新しい究極の治療では、これが約50%あります。
- 効果が出るのが遅い方は、❷「治療日の翌日から数えて中2、3日後」です。これも約50%あります。月曜日の方なら、木曜日から金曜日にかけて出てきます。火曜日の方の本治療効果も、直ぐ当日出る場合と、「中二、三日おいた、その週の金曜日以降に出る」場合とあります。
- まとめると、
❶治療当日から翌日にかけて。
❷治療日から中2,3日空けてから、となります。
また治療箇所により、❸「効果が自覚ができないケース」も多くあります。
- 「今朝なんかスッキリしている」と気がついて、「それは治療のせいだ」と気がつかない人は、おそらくいないとおもいます。早速今朝以下のようなメールを九州からいただきました。
『おはようございます。昨夜は腰から下のだるさと痛みでなかなか寝付けず、うとうとしては起きる感じでした。不思議なことに夜中の2時頃、うとうとしていて咳で目が覚めた時に、下半身のだるさ痛みがスッキリ無くなっていました。びっくりするくらいスッキリでした。そのあとも咳もあったので熟睡は出来ていません。熱は36.6度です。咳、たんありますが喘鳴は無しです。』 - 「好転反応」はスッキリだけではなく、下痢もコリも眠れないも夜中に目が覚めるも、心臓がドキドキするも、何でもあります。ウッカリそれに気がつかないでやり過ごしてしまうのは困ります。
- インガ医学は「私見を入れた瞬間に終わり」です。私見を排除するところに「成功のわずかな光」を見て、今日があります。私見の中に、もちろん医療機関も私自身も入っています。
- 以下の患者さんは「コロナワクチン摂取後の後遺症」で免疫が異常な数値を示し、一ヶ月以上今も大きな病院に入院されて検査を受けている方です。病院のものすごい数の検査では「コロナワクチンの後遺症」と認められず、今でも「原因は不明」となっていて、入院中です。
- 以下はたまたまご子息が「1回目のインガ医学の治療後の経過」を色分けして送信いただいたので参考に掲載します。
●治療日(0日後 11月28日(月)治療当日)
・(2日後 11月30日(水) )
・(3日後 12月1日(木))
・(4日後 12月2日(金))
❶「しんどい。どんどんつらいなあ」
11/30(2日後)「しんどい。どんどんつらいなあ」
12/ 1(3日後)治る方向へ先が見えつつあるんじゃないか。
12/ 2(4日後)いま大丈夫。よかったり悪かったり。
❷「夜、熱が出て、朝は食べたくない。」
(2日後) 「夜、熱が出て、朝は食べたくない。」
(3日後) 昨夜38℃、今朝37、7℃。おかゆと梅干しなら食べられる。
(4日後)変わらない。38°C。おかゆを梅で美味しくいただいた。
❸「動く度にイタタタ(痛い)。脂汗。必死」
(2日後)「動く度にイタタタ(痛い)。脂汗。必死」
(3日後)もうない。今朝も。
(4日後)今はいい。
❹小便オレンジ色
→(2日後)ほとんど戻って来ている。オレンジ色が紙につかない。
→(3日後)たまに赤み。
→(4日後)ずっとよかった。先ほど少しオレンジ色。
❺【右足むくみ】
→(2日後)だめ。少々腫れは引きつつあるが、根本的にだめ。足がつけない。体重を乗せれない。
→(3日後)あるけど、少しずつ良い方に向かっている。少し引いた。朝は痛い。
→(4日後)相変わらず、ある。夜、寝ているとチクチクする。以前は足の甲だったが、足首に変わった。わりとチャッチャッと歩けた。めずらしい。
❻【左手むくみ】
→(2日後)腫れが収まって、痛いがきれいになっている。月曜以前から。
→(3日後) きれいにとれた。
→(4日後)なし。指は痛い。
❼【首全体が痛い】
→(2日後)よくなっている。上下にゆすると、左首筋がかたい。 首リンパ=腫れていない。月曜ごろから収まった。
→(3日後) まずまずかな。リンパ腫れなくなった。
→(4日後)スッキリはしていない。痛かったり、まずまずだったり。首リンパは腫れていない。首が痛い時は、リンパが痛い気がする。
- 上記の表はタイムラグ(=治療効果の現れ方の時間のズレ)の大雑把な流れです。タイムラグがない、治療後すぐに効果が出てくるタイプの第1型も「全体の50%」を占めます。
- 第1型の具体例(Mさんからのメール)
- いろいろとしっかり治療していただいた上に肩こりの治療までしていただきありがとうございました。途中から、また体がポカポカしてたんの絡みも咳もなく(これがあると結構気持ちが悪く体も胸の辺りが冷たい感じがします)気持ちが良くなってまたうとうとしておりました。先生からメールが来ておきあがってみると本当に肩の痛みと怠さがとれて、すっかり楽になっておりました。患者は眠くなれば寝ていれば良いですが先生は本当にたいへんです。でも私はすっかり楽になり本当に有り難く思っております。いろいろとありがとうございました。先生もどうぞ少しでも早くお休みになって下さい。
- 治療の効果はすぐ出始めることが多いのですが、治療の翌々日から出始めることも結構あります。また3日後から5日後に効果を実感される人もあります。原則として、「治療翌日に効果がないと即断しないでジッと観察」をして下さい。治療効果は焦らないで「大きい視点で」とらえるように観察しましょう。
- 患者さんがまだ相当不健康な時期で、治療がものすごく効いた時は、施術翌日に「相当なコリ」「身体のだるさ」を感じることがあります。このような「コリ」や「身体のだるさ」は「好転反応」といわれるもので、根本施術したときに現れることがあります。このような「コリ」や「だるさ」は、たいてい一日か二日でなくなります。これは施術を受ける際の予備知識として、「好転反応と普通の疲れやだるさとは異なる」と覚えておいてください。身体が回復してくるほど好転反応は弱くなってきます。つまり「最初の頃感じていた効いた感じが弱くなってくる」のは、それだけ元気になってきた証拠なのです。